住宅ローン減税の対象緩和について

今年から1982年以降に建築された住宅もローン減税の対象に緩和されました。耐震基準適合証明書が必要だった築21から40年の住宅は、証明書が不要になり、耐震性を確認せずに住宅ローン減税が利用できます。ただ、やはり2000年以前に建てられた木造住宅は9割近く耐震性が確保されていないというデータもあるので、中古住宅を購入の際には、耐震診断により耐震性の有無の確認をお勧めいたします。


ウォールスタット

倒壊解析ソフト「wallstat(ウォールスタット)」では、実際に発生した地震動(「兵庫県南部地震」「能登半島地震」「熊本地震(益城町と西原村)」)によるシミュレーションを行います。


wallstat(ウォールスタット)

許容応力度計算をご依頼していただいた方限定となりますが、倒壊解析ソフト「wallstat(ウォールスタット)」を使用し、木造建物の地震動による変形の大きさ、損傷状況、倒壊の有無を視覚的に確認できるようになりました。


令和2年度しまね長寿・子育て安心住宅リフォーム助成事業

令和2年度しまね長寿・子育て安心住宅リフォーム助成事業の募集が始まりました。
子育て配慮改修、バリアフリー改修のどちらか一方上限30万円の助成事業です。
昭和56年5月31日以前に着工された建物は耐震診断が必要になり、上部構造評点が1.0未満の場合は耐震改修が必要になり、併せて耐震改修工事行った場合上限30万円助成額が加算されるようです。
助成適用の耐震改修は「建物全体を上部構造評点1.0以上」または「特定居室が部分的耐震性能を有する」にする必要があります。


木造住宅の耐震診断

松江市内木造住宅の耐震診断を行いました。
筋かいの位置を確認するためにサーモグラフィーを使用しました。気象条件によっては見えないこともありますが、今回は辛うじて筋かいを確認出来ました。
筋かいの設置向きは耐震診断には関係ありませんが、補強設計をする際の柱頭柱脚部分の接合金物選定に関係してきますので、補強プランまで検討する場合は事前の調査が必要になります。