基礎コンクリートのひび割れ補修の事例です。写真は、基礎のひび割れ部分にエポキシ樹脂を注入して補修している様子です。このような補修方法は、ひび割れ幅に応じて適切に選定されます。
ひび割れの許容幅には基準があり、たとえば日本建築学会では以下のように定められています:
屋外側:0.3mmまで許容
屋内側:0.5mmまで許容
また、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」の基準では、
0.3mm以上0.5mm未満:瑕疵が一定程度存在する可能性がある
0.5mm以上:瑕疵が存在する可能性が高い
さらに、土木学会の書籍などでは、飛来塩分の影響や海岸からの距離など、環境要因による補正も考慮されています。
ひび割れは放置すると鉄筋腐食や劣化の進行につながる可能性もあるため、早めの補修対応が重要です。
住宅診断 ひび割れ補修 基礎クラック エポキシ樹脂 構造補修 島根県 松江市 建築設計